2025/06/07 15:50
記録が多すぎてなかなか本題に入れなーい
欧州一人旅を決めてからまず行ったのは、航空券の手配。三か月という期間は自分の中で決めていたので、
〈2001年1月から3ヶ月オープン(帰りの日を決めないチケット)、福岡~欧州(どこでも可)、できれば10万円以下!〉
という条件で旅行会社に電話をかけまくった。(ネット予約なんてまだ普及してなかった)
するとIACEトラベルという会社が最安で、なんとマレーシア航空、福岡発アムステルダム行き(マレーシア乗り継ぎ)が往復¥87,800!!
ヨーロッパの鉄道について書かれているトーマスクック時刻表を購入し熟読。

国から国への移動にかかる時間などを計算し、具体的にどのルートで回るのか考える。結果、アムステルダムで降りてなるべく東方向(ドイツ)に向かって、ドイツをスタート地点にして西へ向かう。ポルトガルでユーラシア大陸の果てを確認してから、今度は地中海側を通って東に向かうことを決めた。
鉄道は「ユーレイルパス」https://www.eurail.com/ja/eurail-passes/global-passという、欧州を一定期間鉄道乗り放題できるチケットを購入。

また、クレジットカードがまだそこまで普及していなかった(と思っている)ため、お金は現金ではなくトラベラーズチェック(2014年に廃止)という旅行小切手を銀行で購入し持って行くことに。VISA が発行してるものとMastercardが発行しているものの2種類。
<持ち物>
・首から下げた袋…パスポート、航空券、海外保険、クレジットカード(現金足りなかったときのため)、現金100ドル
・タイツで作った腹巻(笑)…トラベラーズチェック(以下T/C)半分
・ジーンズの内側に縫い付けた巾着袋…T/C残り半分
・バックパック40L(中身9.9Kg)…
【衣類】ジーンズ×1、パーカー×1、シャツ×1、長Tシャツ×1、トレーナー×1、ハイネックシャツ×1、部屋着上下×1、防寒ジャケット×1、長袖インナー×3、靴下×3、タイツ×3(ほとんど使わなかった)、下着×3~4セット、ハンカチ(というかバンダナ)
【モノ】薬各種、重要書類のコピー、つぶしたトイレットペーパー×2、洗濯ロープ(ほとんど使わなかった)、ライター(必要なし)、アーミーナイフ(お守りとしてプレゼントしてもらった。公園でパンやチーズ食べるとき重宝)、プラスチックカップ(蓋つき)、デジカメ、電池(デジカメ用。今みたいにUSBで充電なんて知りもしない)、S字フック(ほとんど使わなかった)、洗濯用粉洗剤(袋に入れる)、歯磨きセット、爪切り(必須)、石鹸、シャンプーリンス(念のため)、ウェットティッシュ、薄手のバスタオルとタオル×1ずつ、室内スリッパ、アドレス帳(まだ手紙を書く時代だった)、英語辞書、トーマスクック時刻表、5円玉(交流用)、和紙と筆ペン(交流用)
<経費>計¥478,970
【所持金合計 ¥217,170(帰国時約¥60,000余り)】(2001年1月 1ドル=117円)
①現金 100ドル(¥11,900)
②T/C
・VISA(20ドル×10枚、50ドル×9枚、100ドル×2枚)850ドル(¥99,450)
・Mastercard(20ドル×25枚、50ドル×8枚)900ドル(¥105,820)
【交通費合計】
①航空券 ¥87,800
②ユ―レイルパス(3か月間) ¥174,000(2025年現在だと¥119,450!安っ)
所持金と余った金額から計算すると、なんと宿泊費と食費込みで1日¥1,750程度という計算に!我ながら驚く。
思わぬ出会いの連続でたくさんの人に助けられた3ヶ月。どんな3ヶ月間を過ごしていたのか振り返ってみたいと思います。